水島弘史の調理・料理研究所 2018年1月 鶏のクリームシチュー

image

水島弘史の料理教室に行ってきました。今回は、味見のトレーニングです。

調理のどこで味見をしていくかを学びながら、鶏のクリームシチューを作ります。

まず先生のデモンストレーションから始まりました。ホワイトソースを作りながら、別のコンロで野菜と鶏肉を炒めていきます。

野菜は弱火でしっかり火を通し、鶏肉は皮目から焼いて、表面をパリっとさせ、余分な油は拭き取りながら裏返して火を止め、予熱で中まで火を通しておきます。

塩を加える前に、できあがったホワイトソース、野菜と肉の味見をします。

肉には弾力があり、野菜も肉も素材の味がしっかりしていました。

image

塩味は付いてないけど、このまま全部食べてしまいたいほどでした。特に野菜は、味付けしない方が美味しいくらいでした。

マッシュルームは私も好きで、よく料理に入れるのですが、味を出すために細かく切って使うことが多いです。

でも弱火でじっくり熱を加えると、細かく切らなくとも、こんなに旨味が出るのかと驚きました。

料理は素材が命と言います。味付けをする前に、素材の味を確かめることは大切だと思いました。出来を見ながら、味付けを変えることもあるそうです。

プロになると、生の食材から味見をすることもあるそうです。味見をした後、どう調理するかを考えるそうです。

そしてホワイトソースですが、小麦とバターをなじませた後火にかけ、小麦とバターがサラサラになるまでかき混ぜ続けます。

この時下の、先生の本に「甘い香りがしてきます」とあります。(p.83)

このクラスに参加する前日、家でホワイトソースを作りました。サラサラにはなりましたが「甘い香り」はしませんでした。

今日のデモンストレーションで、その香りを嗅ぐことができました。「甘い香り」は、クッキーやケーキをオーブンで焼いた時にしてくる、バターと小麦粉が焼ける香りでした。(実習では、ホワイトソースを作っている間、野菜や肉の美味しい匂いが立ち込めていて「甘い香り」を再確認することはできませんでしたが)。

あの、思わず息を深く吸い込みたくなる香りが、ホワイトソースを作る時にもしてきたのには、驚きました。

味付けは塩と胡椒とローズマリーしか使ってないのに、美味しいクリームシチューでした。ホワイトソースをしっかり熱して、甘い香りがするところまで持って来なければ、ここまで美味しくはならなかったでしょう。

今回の調理実習は、前回のカルボナーラと違い、満足の行く出来上がりになりました。

ただ、作ってすぐに試食したので、塩味が若干強く感じました。先生がおっしゃっていましたが、すぐに食べる場合は、0.2%くらい、塩を減らしても良いそうです。

でもそうすると、2時間くらい経って食べると、塩味が足りなく感じるそうです。

30分~2時間くらいすると、塩と素材の旨味が馴染んでいくそうです。できあがった料理の味も刻々と変化していくのですね。

料理を作る時は食べる時間も計算に入れて、味付けしなくてはいけないことが、実際に食べてみて分かりました。

先生の作ったもの
image
私の
image

出来たて熱々が一番美味しいというのも、思い込みかもしれません。料理にもよるでしょうが、10分くらいは待って、味を馴染ませた方がいいかなと思いました。

先生の料理教室のウェブサイトはこちら

Comment

  1. かごめ より:

    水島先生のお料理教室どんなものか気になってたので参考になります。
    クリームシチューは、紹介されてる本では「2人前で牛乳1000g」ってあったんで、4人前作るから2000g必要かなと思ってやったのですが、とてつもない量になりました(^◇^;)そもそも2人前で1000gも多いですよねw

    • pipi より:

      コメントありがとうございます。1000gだと、1ℓくらいですか。ちょっと多すぎますね。誤植なのでしょうか。
      教室でもらったレシピは、2人分で500gになっていて、ちょうどよい量でした。

    • かごめ より:

      ご返信ありがとうございます教室では500だったんですね‼︎情報ありがとうございます。助かります。リベンジします。
      他の記事も大変大変参考になりました。精進料理も好きなので私も習いに行きたくなりました
      また更新楽しみにしてます。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です