Diversity Visa 2019

dv2019

今年もアメリカのダイバーシティ・ビザの抽選に申し込みしました。今回は私の勘違いから、大慌てしてしまいました。

今年の応募要項は、なぜか日本語訳がありませんでした。そこで 英語の説明動画を、家のことをしながら聞いていました。

すると職歴のところで、「直近5年以内に2年以上」という文言が出てきてドキッとしました。

例えば私は、もう1年以上無職が続いています。その前には、10ヶ月間働いていましたが、その前は6ヶ月の職業訓練を受けていて、その前は失業給付を受けながら、求職活動をしていました。

今回の応募はなんとか要件を満たしてましたが、もし今年中に仕事が決まらなければ、来年は応募ができないかもしれないと思い、愕然としました。

先に結論を書くと、学歴の要件を満たしていれば、職歴の要件は必要ありません。日本の高校を卒業していれば、無視して良かったのですが、「学歴、もしくは、職歴」だったのをすっかり忘れていて、英語の動画でも聞き逃していたので、慌てふためいたのでした。とりあえず、話を続けます。

気持ちを落ち着かせ、要件を詳しく見ていくことにしました、すると就業期間以外にも、労働省のO*NET OnLine databaseで分類されているもので、Specific Vocational Preparation (SVP) の7.0以上に該当する職業での経験が必要であることがわかりました。

私は今まで役職についたことがないし、電話対応とか、誰でもできる事務作業もかなりの割合でやってきたので、最初に自分の仕事を低めに見て選んでみました。するとどれも、6.0以下でした。

* SVPの数字は各職種のページの下の方にある、Job Zone に書かれています。

このサイトでは、職務内容によって職種が細かく分類されていて、オフィスワークだと、エクセルやパワーポイントを使って仕事をしているだけでは7.0を取ることができません。

決済の権限を持っていたり、専門的な知識や技術を使った職務でなくてはいけなくて、上司に判断を求め、決定権や裁量権を持たないまま、事務作業を続けていては、いくら長く働いていても駄目なのです。

そこで今度は、謙虚な気持ちを捨てて、自分が今までしてきたことを高めに評価してみることにしました。

その職種内容が自分にできるか(資格を持ってるとか、一度でもやったことがあるとか)という観点で選び直してみたら、7.0を取る(と主張する)ことができました。

ちなみに目指している(かなり、怪しくなってきましたが)、ウェブ・デザイナーやプログラマーは、6.0-7.0で、ギリギリいけました(多分)。

しかし、学歴の要件に比べ、職歴の要件が高くてびっくりしました。

日本の一般企業で、高卒以上の学歴で、この7.0を満たす人の割合(特に女性)はそう多くはないと思います。パートやアルバイトだと、一部の専門職を除いて、不可能なんじゃないでしょうか。

ということで、学歴の要件を満たせない人は、技能職で勝負することをお勧めします。でも、技能職も、後輩を指導する立場にあるとか、独立可能といったレベルにならないと、難しそうな気がしました。

最後に。このO*NET OnLine databaseは面白いし、為になります。私は必死で該当する職種を選んでいたので楽しめませんでしたが、暇ができたら遊んでみたいと思います。

今後、人気が出そうな職種とか、人手不足になりそうな職種なども調べられます。厚生労働省も作ればいいのに、と思いました。

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