
溝口あゆかさんのブログに書かれてあった、ブルース・リプトン博士に興味を持ち、図書館で本を借りて読んでみました。
題名は、思考のすごい力(←Amazonに飛びます)です。
心とは?魂とは?物と生き物の違いは?と言ったことに興味があれば、お勧めです。その答えがこの本の中にあるとは言えませんが、今までとは違った目で、世界を見るようになるかもしれません。
数年前、「魂の存在は、量子力学でも証明されている」という話を耳にしたことがあります。その時は、物理学の専門家でない人の言うことは信じられないと思いましたが、この本のことを言っていたのかもしれません。この本は以外と古く、アメリカでは2005年、日本語訳は2009年に出版されました。
まだ1回読んだだけですが、魂の不滅などを説いている、スピリチュアル業界(と言う言葉が適切かどうか分かりませんが…)の人たちにとっては朗報です。
Wikipediaを見たところ、博士は学会のエピジェネティックス分野でも、冷遇されているようですが。
内容は、スピリチュアルに興味のない人にも面白いと思います。例えばプラセボ効果、腫瘍が消えた末期ガンの患者、ポルターガイスト現象、子供を助けるために車を持ち上げた母親、心臓移植を受けた患者に起きることなどが、博士の説明を聞けば、「デマ、詐欺、ただの思い込み」よりも、説得力があります。
私が前から殺虫剤に耐性を持つ虫が生まれるのが、早すぎると思っていました。
そんなに突然、都合よく、殺虫剤に強くなる遺伝子の変異って、起きるのか?と。でも博士が書いている、母から子に、遺伝子以外の情報も伝わっているなら、耐性がつくのは、当然のことのように思いました。さらにもしかしたら、個体間でも、情報のやりとりが行われているかもしれません。
このように、どんどん想像が広がる話です。興味のある方は、思考のすごい力(←Amazonに飛びます)を読んでみてください。
翻訳も素晴らしいです。理学部を卒業している訳者が訳注で、文系の人向けに分かりやすく説明してくれます。
下の動画を見てみてください。特に説明に使っているスライド。英語が分からなくても、話し方もゆっくりだし、図や写真を見ていると、言っていることが何となく分かるかもしれません。いつかこの動画の内容を、日本語で紹介したいです。
博士の主張がどこまで正しいのか分かりませんが、博士には人間的な魅力を感じます。明るくて、温かみがあって、動画も面白いし、とても分かりやすいです。今まで何十年も、専門知識のない、一般の人々に教えて、分かりやすく伝える技術を磨いてきたそうです。
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